ピッキングしやすい鍵と難しい鍵

空き巣の手口として非常に多いのが「ピッキング」と呼ばれる手法です。
特殊な形の工具を鍵穴に挿入して解錠してしまうピッキングは、鍵を傷つけずに解錠できるため、一見しただけでは「鍵を開けられた」と分からないことから一気にその手法が広がりました。
主に2000年代前半にピークを迎えたピッキング被害ですが、現在ではその被害の数も減少しつつあります。
それはピッキングの難易度が非常に難しい、またはほぼ不可能な鍵が普及してきているからです。

ピッキングしやすい鍵は「ディスクシリンダー錠」と呼ばれます。
1950年代登場当時は防犯性の高い画期的な鍵として広く普及し、一軒家からマンションなどにも使われていました。
特にピッキング耐性がとても低く、ピッキングに慣れている空き巣ならば数秒で開錠してしまうのも難しくありません。そのこともあり、現在では「防犯性の低い鍵」となってしまいます。
比較的新しい家なら後述するディンプルキーのような、ピッキング性能を始めとした防犯性能が高い鍵が使用されていますが、築20年以上の建物はディスクシリンダー錠が使われている可能性が高いので、ぜひチェックしてみてください。

現在、ピッキングが非常に難しい鍵としてポピュラーなのが「ディンプルキー」です。
ディンプルキーは鍵を開ける時、シリンダー内のピンを正しい場所に揃える組み合わせの数(理論鍵違い数)が約100億通り〜1,000兆通りと非常に多いため、ピッキングが難しいとされています。

ピッキングが難しい鍵が増えたとは言え、古い家を狙ったピッキング被害は跡を絶ちません。
業者や設置する鍵の種類にもよりますが、鍵の交換は安くて4,000円台から行うことができます。ディンプルキーは防犯性能が高くてリーズナブルな価格のものも多いので、10年鍵の交換をしていないのなら、今後のために鍵の交換をおすすめします。